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2014.10.25 Saturday 12:55

NNYJとは

日本の子どもたちの健康問題と養護教諭の仕事について国際社会に発信し続けています。
それが私たち 
National Network of Yogo Teachers in Japan です。

原則は変わらない 養護教諭の仕事

子ども達の健康問題は時代と共に変化します。その変化に合わせて創造的に仕事をしてきたのが、養護教諭の仕事の特徴です。 「健康に生きる力」を子どもたちに育むために、「子どもの権利条約を実践の基礎に置き、子どもの主体性を尊重しながら子ども自身の「健康に生きたい」という欲求を引き出し、子どもや子どもを取り巻く人たちとつながりを大切にして仕事を進めています。

 その中心に「ケアと教育」の概念を置いています。
 

世界に向けて発信しよう!

養護教諭の仕事は、世界的な視点でみても優れた取り組みとして評価され、注目されています。私たちNational Network of Yogo Teachers in Japanは1995年以来、2019年ニュージーランド大会まで、過去10回「ヘルスプロモーション・健康教育世界会議」(3年ごとに開催される)に出席し「日本の子どもたちの健康問題と養護教諭の仕事」について報告し続けています。世界の国々の方たちと交流する中できる、私たちの仕事に対する確信と、世界の子どもたちの健康問題の解決についても示唆を与えることができました。

 

私達が大事にしていること、大事にしてきたこと

 

1)「ヘルスプロモーション・健康教育世界会議」への参加をめざしての学習会の充実

世界会議が3年に1回開催されることからこのインターバルの期間で自分たちの実践を深めるため、新たな実践を行い、それを検討する期間にしています。実践の検討会ですから、世界会議に参加するかどうかは問いません。誰でも参加できる場です。
 自分の実践を持ち寄り、集団討議をくぐり抜けてさらに実践を試みるという方法でたくさんの気づきが生まれ、養護教諭としての仕事の質を向上させることに繋がります。
世界会議に参加することより、むしろこの討論の場を大切にしています。常に「子どもにとって最善の取り組みを…」という視点で仕事を見直し、お互いの実践から知恵と力と元気をもらうことができます。

2)ポスター発表という方法を選択

メンバーの多くが英語に堪能でないこともあり、発表はポスターにして私たちの考えを伝えてきました。事前に内容を英語で十分準備し、発表場面では通訳を通して丁寧に意見交換することができます。オーラル発表(口頭での発表)よりも、より近いところで内容を深く伝えられるという実感です。今後は英語発表が可能な会員のオーラル発表にも挑戦していきます。

 

3)英語表記「Yogo-Teacher」を国際語にするために

かつて養護教諭は「School Nurse」と表記されていることが多かったのです。私たちNNYJはどうしてもこの表記を受け入れることができませんでした。「養護」=「看護」ではなく、「養護」に内包されているものにこだわったからです。また、「教育職」としてのこだわりもありました。日本国内のそれぞれの学会でも表記はバラバラで国際的には同じ職種としての理解はされませんでした。工夫を凝らしましたが、「養護」を正確に英訳する言葉はないと考え、「Yogo-Teacher」で行こうと決めました。最初はなかなか理解されず、ヨガの先生と間違えられましたが、回を重ねるごとに理解され、浸透していきました。あわせて国内から発信される英語表記も統一する必要性を強く感じ、学校保健学会や多くの研究者に働きかけ、次第に「Yogo-Teacher」に統一されてきました。第20回ジュネーブ大会(2010.7)では「Yogo」というセッションが起こされました。

 

4)国内外に養護教諭の実践を報告する

 世界会議でNNYJの発表を見た日本の研究者(当時東大教授:川田智恵子氏)から、「この研究内容

を日本国内にも広めて、日本の養護教諭の仕事のレベルアップを図る必要があるのでは」との助言を

いただいたのをきっかけに、世界会議での成果を国内外に発信することも重要な役割だと認識しまし

た。そして実践の到達点を明らかにするために「養護教諭の役割と教育実践」(学事出版)を出版し

ました。その後も大会ごとに「健康教室」「食べ物文化」「保健室」「健」などの雑誌に報告文を掲

載してきました。また、日本学校保健学会、全国養護教諭サークル協議会、東京都養護教諭研究会、

からだと心全国連絡会議、スクールナース学会などで発表・報告してきました。これらの取り組みを

通して日本の養護教諭の持つ実践のすばらしさ、それを通しての私たちの実践の優れたところを国内

外の仲間に伝えることができたのではないかと思っています。

 

「日本の Yogo Teacher 知ってるわよ。」「Yogo Teacherのことをもっと知りたい、研究したい」の声が世界から届いている
 

 最近の世界会議では、外国の参加者からYogo Teacherと話しかけられるまでになってきました。
「養護教諭の仕事」を発信すること、逆に自分たちが世界に出て海外から養護教諭の仕事をみることは、「目からウロコ」ということも多くあります。第23
回大会(ブラジル)ではスペインの研究者から「Yogo Teacherと一緒に研究したい」というアプローチがあったり、最近ではフランスのジャーナリストから「Yogo Teacherのことをもっと知りたい。ホームページを充実して」などのオファーも来ています。
 


2014.10.25 Saturday 12:54

養護訓導

養護訓導
「ああ気持ちがいい」
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